初期には症状がほとんどないこともあり、健康診断の胸部レントゲンをきっかけに見つかる場合があります。
JR総武線「平井駅」北口徒歩4分の仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、長引く咳や痰、健診の胸部異常影などについて、内科でご相談いただけます。
肺NTM症とは?
肺NTM症(肺非結核性抗酸菌症)は、結核菌以外の非結核性抗酸菌(NTM)が肺に感染し、慢性的な炎症を起こす病気です。
NTMは土や水など、自然環境の中に広く存在しています。
肺NTM症の原因菌には、MAC(マイコバクテリウム・アビウム複合体)などがあり、菌の種類によって病気の経過や治療方法が異なります。
結核とは異なり、通常の日常生活で人から人へ感染する病気とは一般に考えられていません。
病気の進み方には個人差があり、診断されてもすぐに薬物治療を始めず、経過観察となる場合があります。
肺NTM症の主な症状
肺NTM症では、次のような症状がみられることがあります。
- 長引く咳
- 痰
- 血痰
- 微熱
- だるさ
- 食欲低下
- 体重減少
- 息切れ
初期には自覚症状がほとんどなく、健康診断の胸部レントゲンで異常影を指摘されて見つかることもあります。
一方で、咳や痰が長引くからといって、必ず肺NTM症とは限りません。
このような場合は内科への受診をご検討ください
- 咳や痰が長引いている
- 血痰が出た
- 原因不明の微熱やだるさが続いている
- 体重が減ってきた
- 健診の胸部レントゲンで異常影を指摘された
- 過去に肺NTM症を指摘されたことがある
咳や痰、血痰などの症状は、肺炎、結核、咳喘息、気管支拡張症、肺がんなどでもみられることがあります。
症状や健診結果を確認し、必要に応じて専門的な検査を検討します。
このような症状がある場合は早急な受診・救急対応を検討してください
次のような症状がある場合は、緊急性の高い呼吸器疾患などが関係している可能性があります。
- 強い息苦しさがある
- 呼吸が苦しく会話が難しい
- 大量の血痰や喀血がある
- 強い胸痛がある
- 意識がもうろうとしている
- 顔色や唇の色が明らかに悪い
大量の喀血、強い呼吸困難、意識障害などがある場合は、通常の外来受診を待たず、119番通報などの救急対応を検討してください。
少量の血痰でも、繰り返す場合や原因がわからない場合は、早めに医療機関を受診してください。
肺NTM症の検査
肺NTM症の診断では、症状や経過、胸部画像、菌の検査などを組み合わせて評価します。
胸部レントゲン
健康診断などで肺の異常影が見つかるきっかけになります。
ただし、胸部レントゲンだけで肺NTM症と確定診断することはできません。
胸部CT
肺の状態を詳しく確認するために行う検査です。
肺NTM症では、気管支拡張、小さな結節、空洞などの所見がみられることがあります。
ただし、これらの所見はほかの肺疾患でもみられるため、画像だけで診断することはできません。
喀痰検査
痰を採取し、非結核性抗酸菌が存在するかを調べます。
NTMは環境中にも存在するため、喀痰から1回菌が検出されただけでは、通常、肺NTM症と確定できません。
一般に、画像所見や症状に加えて、複数回の喀痰培養結果などを総合して診断します。
必要な検査内容は、症状や健診所見によって異なります。
肺NTM症と結核の違い
肺NTM症と肺結核は、どちらも抗酸菌によって起こる病気ですが、原因菌や感染の仕方が異なります。
肺結核
結核菌によって起こる感染症で、肺結核では人から人へ感染する可能性があります。
肺NTM症
土や水など環境中に存在する非結核性抗酸菌が関係しています。
通常の日常生活で人から人へ感染する病気とは一般に考えられていません。
ただし、症状や胸部画像だけでは結核と肺NTM症を区別できない場合があります。
結核が疑われる場合には、適切な菌の検査や感染対策が必要になります。
肺NTM症の治療
肺NTM症は、診断されたすべての方がすぐに薬物治療を始めるわけではありません。
症状や画像所見、原因菌の種類、病気の進行速度などを踏まえて、治療開始の必要性を判断します。
経過観察
症状が軽く、画像の変化も乏しい場合などには、定期的な画像検査や喀痰検査で経過をみることがあります。
ただし、経過観察中でも病状が進行する場合があるため、自己判断で通院を中断しないことが大切です。
薬物療法
症状が強い場合や画像所見が進行している場合、空洞病変がある場合などには、薬物療法が検討されます。
治療では、原因菌の種類に応じて複数の抗菌薬を組み合わせて使用することがあります。
治療が長期間に及ぶ場合もあり、薬の副作用や治療効果を確認しながら継続する必要があります。
専門的な薬物療法や長期管理が必要と判断した場合には、呼吸器内科などの専門医療機関と連携します。
肺NTM症は経過観察だけでよい場合もありますか?
はい。肺NTM症は、診断されたからといって、すべての方がすぐに治療を始めるわけではありません。
症状、画像所見、原因菌の種類、病変の広がり、進行速度などを確認しながら判断します。
ただし、経過観察を選択した場合でも、定期的な評価が必要です。
咳や痰が増える、血痰が出る、体重が減るなどの変化があれば、予定の受診日を待たずにご相談ください。
健診で「肺に影がある」と言われた場合
健康診断の胸部レントゲンで異常影を指摘されても、必ず肺NTM症というわけではありません。
異常影の原因には、次のような病気や状態があります。
- 肺炎
- 過去の炎症による変化
- 肺結核
- 肺NTM症
- 肺がん
- その他の肺疾患
健診結果票や過去の画像がある場合は、受診時にご持参ください。
必要に応じて、胸部CTや専門的な呼吸器検査が可能な医療機関をご案内します。
肺NTM症の生活上の注意
肺NTM症は、通常の日常生活で家族から隔離する必要がある病気ではありません。
ただし、結核など感染対策が必要な病気との区別がついていない段階では、医師の指示に従ってください。
また、特定の食品を避ければ治る病気ではありません。
体重減少がある場合は、無理な食事制限をせず、十分な栄養をとることが大切です。
喫煙している方は、肺への負担を減らすため禁煙をご検討ください。
平井で肺NTM症・長引く咳を相談するなら仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックへ
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、長引く咳や痰、血痰、健診の胸部異常影などをご相談いただけます。
症状や健診結果を確認し、肺NTM症だけでなく、肺炎、結核、咳喘息など、ほかの呼吸器疾患の可能性も含めて評価します。
胸部CTや喀痰培養などの専門的な検査、長期の多剤治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関へご紹介します。
JR総武線「平井駅」北口から徒歩4分です。平日は夜19時まで、土曜日・日曜日は12時30分まで(午前のみ)受付しています。
当院では時間帯予約制を採用しています。Web予約やネット問診をご利用いただけます。
よくある質問
Q. 肺NTM症は家族や職場の人にうつりますか?
A. 通常の日常生活で人から人へ感染する病気とは一般に考えられていません。結核とは感染の仕方が異なります。
Q. 健診のレントゲンで肺に影があると言われました。肺NTM症でしょうか?
A. 肺NTM症のほか、肺炎、結核、過去の炎症による変化、肺がんなど、さまざまな原因があります。健診結果をご持参のうえご相談ください。
Q. 肺NTM症と診断されたら、すぐ薬を飲み始めますか?
A. すべての方がすぐに治療を始めるわけではありません。症状や画像所見、原因菌の種類などから治療開始の必要性を判断します。
Q. 肺NTM症の診断はレントゲンだけでできますか?
A. レントゲンだけでは診断できません。胸部CTや喀痰検査などを組み合わせて判断します。
Q. 咳が何週間続いたら受診したほうがよいですか?
A. 咳が3週間以上続く場合は、原因を確認するために受診をご検討ください。また、3週間未満でも、血痰、息苦しさ、体重減少、健診異常などがある場合は早めにご相談ください。
Q. 予約なしでも受診できますか?
A. 一般診療は予約なしでも受診いただけますが、当院では時間帯予約制を採用しています。事前のWeb予約をおすすめしています。
Q. 中学生以下の子どもも受診できますか?
A. 中学生以下の方は、担当医師や症状によって対応できない場合があります。ご来院前にお電話でお問い合わせください。
Q. 土曜日・日曜日でも受診できますか?
A. はい。土曜日・日曜日も診療しています。平日は夜19時まで、土日は12時30分まで(午前のみ)受付しています。診療時間などが変更となる場合もありますので、受診前に最新の診療情報をご確認ください。
肺NTM症で受診を迷っている方へ
長引く咳や痰、健診の胸部異常影は、肺NTM症だけでなく、さまざまな呼吸器疾患でみられます。
健診で異常を指摘された方や、咳・痰が長引いている方は、自己判断で様子を見続けずご相談ください。
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、必要な診察や専門医療機関へのご紹介をご案内しています。
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックのご案内
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予約方法:時間帯予約制・ネット問診対応
受付時間:平日19時まで/土曜日・日曜日12時30分まで(午前のみ)
アクセス:JR総武線「平井駅」北口より徒歩4分
公式サイト:https://www.jinkuri.com/