糖尿病は、自覚症状がないまま進行し、全身の血管にダメージを与える病気です。当院の糖尿病外来では、単に血糖値を下げるだけでなく、将来の合併症を防ぎ、患者様が健康な時と変わらない生活を送れるよう包括的にサポートいたします。
糖尿病外来
糖尿病外来

糖尿病は、自覚症状がないまま進行し、全身の血管にダメージを与える病気です。当院の糖尿病外来では、単に血糖値を下げるだけでなく、将来の合併症を防ぎ、患者様が健康な時と変わらない生活を送れるよう包括的にサポートいたします。
糖尿病治療において、当院が大切にしている4つのポイントです。
生活習慣の改善指導から最新の内服・インスリン療法まで、お一人おひとりに最適な包括的ケアを提供します。「できることから始める」をモットーに、無理のない治療を支えます。
失明や足の壊疽(えそ)などの深刻な合併症や皮膚トラブルを防ぐため、眼科や法人内の「平井皮膚科クリニック」と密に連携。全身の健康を多角的に守ります。
「薬を増やしすぎない」治療を基本とし、副作用のリスクを最小限に。インスリン療法も個々の状態に合わせて緻密に調整し、安全で質の高い血糖コントロールを実現します。
専属の管理栄養士が、ライフスタイルに合わせた実践的なアドバイスを個別に行います。制限だけでなく、食事の楽しみを大切にしながら、継続できる食習慣を共に作ります。
糖尿病は、インスリンの分泌量が減ったり、効き目が悪くなったりすることで、血液中の糖分(血糖値)が高い状態が続いてしまう病気です。
自己抗体などによって膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンを分泌できなくなるタイプです。飲み薬では管理できないため、インスリン注射が不可欠となります。
過食、肥満、運動不足、ストレスなどの生活習慣や遺伝が原因で発症するタイプです。日本の糖尿病患者の90%以上がこのタイプです。
妊娠中に発見される糖代謝異常です。胎児への影響を考慮し、治療にはインスリン注射が使用されます。
薬剤、内分泌疾患、膵臓・肝臓の疾患などが原因で発症するものです。
初期症状はほとんどありませんが、血糖値が過度に上昇すると以下のようなサインが現れます。
喉の渇き、多飲、尿の量や回数の増加、全身の倦怠感、疲れやすさ、急な体重減少。
重症化すると「糖尿病性ケトアシドーシス」や「非ケトン性高浸透圧性昏睡」など、命に関わる急性合併症を引き起こす危険性があります。
高血糖状態が長期間続くと、以下の「三大合併症」を引き起こす可能性があります。
内服治療では、1〜2か月間の平均血糖値を示す「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」を指標にします。
血糖正常化を目指す際の目標
合併症を予防するための一般的な目標
治療強化が困難な場合の目標
当院では、患者様の病態に合わせて以下のようなお薬を適切に組み合わせています。
肝臓で作られる糖の量を抑え、筋肉での糖や脂肪の燃焼を促すことで、インスリンの効き目を高めます。
※高齢の方、腎機能が低下している方、飲酒習慣のある方では、極めて稀に重篤な副作用が起こる場合があるため、慎重に処方いたします。
脂肪細胞に働きかけて「アディポネクチン」という物質の分泌を増やし、インスリンの効き目を改善します。
※副作用として浮腫(むくみ)や貧血の可能性があるため、心不全の方には使用できません。
超速効型(食直前に服用)、スルホニル尿素薬(長時間作用)、DPP-4阻害薬(血糖値が高い時だけインスリンを増やす)など。
αグルコシダーゼ阻害薬(糖の吸収を遅らせる)、SGLT2阻害薬(尿から糖を排出し、体重減少も期待できる)など。
内服薬でのコントロールが困難になった場合や、より強力な治療が必要な場合には注射薬を用います。
膵臓の機能が低下し、飲み薬だけでは血糖値をコントロールできなくなった際、身体の外部からインスリンを補充する治療です。
早めに開始することで、少ないインスリン量で管理しやすくなり、低血糖や合併症のリスクも抑えられます。
使用する針は通常の注射針と比べてかなり細く、ほとんど痛みを感じることはありません。
1日1回の持続型注射と飲み薬を併用する方法です。入院なしで導入でき、注射に抵抗がある方でも始めやすいのが特徴です。
食事を摂った際にインスリンの分泌を促すホルモン(インクレチン)の一つであるGLP-1を補うお薬です。
内服のDPP-4阻害薬に比べて効果が強く、体重を減らす効果も期待されています。
吐き気や下痢などの胃腸症状が出ることがありますが、多くの場合、一時的で次第に落ち着きます。
安全に治療を続けるために、以下の緊急時の対応を理解しておくことが重要です。
薬の効果で血糖値が下がりすぎた状態を指します。
めまい、ふらつき、手のしびれ、動悸、冷や汗、イライラ、ひどい時には意識を失う。
異常を感じたらすぐに糖分を摂取してください。
風邪、感染症、怪我などで食欲がない状態を指します。
低血糖を防ぐため、飲み薬は原則中止します。インスリンを使用している方は、食事を摂らなくても血糖値が上がる場合があるため、量を減らして継続します。
食事が摂れない状態が続くときは、速やかに受診してください。
当院では、健康の維持と増進を図ることを目的として、専門の管理栄養士による質の高い栄養指導を行っています。
管理栄養士が、食生活に不安のある方や、病気によって食事制限が必要な患者様を対象に、病態に応じた食事相談や食事療法を提案するものです。
糖尿病、高血圧症、心臓病、脂質異常症、高尿酸血症、腎臓病、高度肥満症、潰瘍性大腸炎等
「何をどのくらい食べたら良いのか?」 患者様に合わせた料理や献立をもとに、食べ方のコツや調理の工夫について具体的にお話しさせていただきます。
外来担当医と常に密な連携を持っており、受診に合わせたスムーズな指導が可能です。
食生活調査を行い、患者様お一人おひとりの病気や生活環境に応じ、すぐ実践できる内容を個別でわかりやすくお伝えします。
栄養バランスの良い食事を:食べられないものはなく「健康食」が基本です。エネルギー量の調整とともに、主食・主菜・副菜をそろえ、おにぎりだけのような単品にならないよう心がけましょう。
塩分は控えめに(1日6g未満目安):加工品や汁物、外食に注意が必要です。薬味や出汁、減塩調味料を上手に活用して、美味しく減塩を意識してみましょう。
水分を十分に摂る:尿酸を尿から排出させるため、水やお茶などの無糖飲料で十分に水分補給しましょう。
※ジュース類はエネルギー過剰になるためお勧めできません。
※3割負担の場合
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 初回栄養指導料 | 780円(別途初再診料がかかります) |
| 2回目以降栄養指導料 | 600円(別途初再診料がかかります) |
TOP