症状が落ち着く時期(寛解期)と、炎症が悪化する時期(活動期)を繰り返すことがあります。
JR総武線「平井駅」北口徒歩4分の仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、血便や下痢、腹痛などの症状について、消化器内科でご相談いただけます。
潰瘍性大腸炎とは?
潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis:UC)は、大腸の粘膜に慢性的な炎症が起こる炎症性腸疾患(IBD)の一つです。
炎症は直腸から連続して広がることが多く、炎症の範囲や程度によって症状が異なります。
若い年代で発症することが多い病気ですが、年齢にかかわらず発症する可能性があります。
潰瘍性大腸炎は国の指定難病です。ただし、診断されたすべての方が自動的に医療費助成の対象になるわけではありません。
適切な治療によって炎症を抑え、症状が落ち着いた状態を維持することが大切です。
潰瘍性大腸炎の主な症状
潰瘍性大腸炎では、次のような症状がみられることがあります。
- 血便
- 粘液の混じった便
- 下痢
- 腹痛
- しぶり腹・残便感
- 発熱
- 貧血
- だるさ
- 体重減少
症状の出方には個人差があり、軽い血便だけで始まることもあります。
また、炎症が強くなると、下痢の回数が増えたり、発熱や体重減少を伴ったりすることがあります。
このような場合は消化器内科への受診をご検討ください
- 血便が続いている
- 下痢が長引いている
- 腹痛を繰り返している
- 夜間にも便意で目が覚める
- 発熱や体重減少を伴う
- 貧血を指摘された
- 健診で便潜血陽性を指摘された
血便や下痢は、痔や感染性腸炎などでも起こるため、症状だけで潰瘍性大腸炎と判断することはできません。
症状が続く場合は、原因を確認するために医療機関へご相談ください。
なお、便潜血陽性を指摘された場合は、潰瘍性大腸炎に限らず、大腸ポリープや大腸がんなどを調べるための精密検査が必要です。
このような症状がある場合は早急な受診・救急対応を検討してください
次のような症状がある場合は、重症化した潰瘍性大腸炎や、重い腸炎などが関係している可能性があります。
- 大量の血便がある
- 強い腹痛が続く
- お腹が大きく張っている
- 高熱がある
- 繰り返し嘔吐する
- ぐったりしている
- 意識がもうろうとしている
中毒性巨大結腸症や腸管穿孔など、緊急性の高い状態の可能性もあります。
強い腹痛に加えてお腹の張りや高熱がある場合、大量出血や意識障害がある場合は、通常の外来受診を待たず救急受診を検討してください。
意識障害や失神などがある場合は、119番通報などの救急対応を検討してください。
潰瘍性大腸炎の原因
潰瘍性大腸炎の原因は、現在も完全には解明されていません。
遺伝的な体質、免疫反応、腸内細菌、環境因子などが複雑に関係すると考えられています。
「食事のせい」「ストレスだけが原因」と単純に説明できる病気ではありません。
また、一般的な感染性腸炎とは異なり、潰瘍性大腸炎そのものが人から人へ感染する病気ではありません。
潰瘍性大腸炎の検査
診断では、症状や経過を確認したうえで、血液検査、便検査、大腸カメラなどを組み合わせて評価します。
血液検査
貧血や炎症反応、栄養状態などを確認します。
炎症の程度や全身状態を評価する際の参考になります。
便検査
感染性腸炎などとの鑑別や、腸の炎症の程度を評価するために便検査を行うことがあります。
必要に応じて、便中カルプロテクチンなどの検査が検討される場合もあります。
大腸カメラ(大腸内視鏡検査)
大腸カメラでは、大腸粘膜の炎症の広がりや程度を直接観察します。
必要に応じて組織を採取し、病理検査を行います。
潰瘍性大腸炎の診断には重要な検査ですが、症状の強さや全身状態によっては検査のタイミングや方法を調整することがあります。
潰瘍性大腸炎の診断には大腸カメラが必ず必要ですか?
潰瘍性大腸炎の診断では、大腸カメラによる粘膜の観察や組織検査が重要です。
ただし、重症の腸炎が疑われる場合は、通常の大腸カメラをすぐに行うことが適切でない場合もあります。
まず血液検査や画像検査などで全身状態を確認し、必要に応じて専門医療機関での評価を優先します。
検査内容は、症状や病状に応じて判断します。
潰瘍性大腸炎の治療
潰瘍性大腸炎の治療では、炎症を抑えて症状を落ち着かせる「寛解導入」と、落ち着いた状態を維持する「寛解維持」を目指します。
治療方法は、炎症の範囲や重症度、これまでの治療歴などによって異なります。
5-ASA製剤
軽症から中等症の潰瘍性大腸炎などで用いられることがある薬です。
内服薬や坐薬、注腸剤などがあり、病変の範囲や状態に応じて使用されます。
ステロイド
炎症が強い場合などに、寛解導入を目的として使用されることがあります。
通常、長期間の寛解維持を目的として使い続ける薬ではありません。
免疫調節薬・生物学的製剤・分子標的薬
病状や治療への反応に応じて、免疫調節薬、生物学的製剤、分子標的薬などが検討される場合があります。
専門的な薬物療法や高度な管理が必要と判断した場合には、専門医療機関と連携します。
なお、重症例や薬物療法で十分な効果が得られない場合、重い合併症がある場合などには、外科手術が検討されることもあります。
症状が落ち着いたら薬をやめてもよいですか?
潰瘍性大腸炎では、症状が落ち着いても腸の炎症が残っている場合があります。
自己判断で薬を中止すると、再燃につながることがあります。
薬の継続・減量・変更・休薬については、必ず医師と相談してください。
潰瘍性大腸炎の食事で気をつけること
潰瘍性大腸炎では、活動期と寛解期で食事の考え方が異なることがあります。
症状が強い時期(活動期)
下痢や腹痛が強い場合は、症状に応じて脂質や食物繊維の摂り方を調整することがあります。
脱水や栄養不足にも注意が必要です。
症状が落ち着いている時期(寛解期)
特定の食品を一律に避ける必要はなく、栄養バランスのよい食事を基本とします。
ただし、食べると症状が悪化する食品がある場合は、個別に調整します。
極端な食事制限を自己判断で続けると、栄養不足につながることがあります。
症状や栄養状態に合わせて、無理のない食事管理を行うことが大切です。
潰瘍性大腸炎と大腸がんの関係
潰瘍性大腸炎では、罹患期間が長い方や、炎症範囲が広い方などで、大腸がんのリスクが高くなることがあります。
そのため、病状に応じて定期的な大腸カメラによるサーベイランス(計画的な検査)が勧められることがあります。
検査を始める時期や間隔は一律ではありません。
罹患期間、炎症範囲、炎症の程度、家族歴などを踏まえて判断します。
指定難病の医療費助成について
潰瘍性大腸炎は、国の指定難病の一つです。
ただし、診断されたすべての方が自動的に医療費助成の対象になるわけではありません。
重症度や医療費など、制度上の基準を満たす場合に対象となります。
申請には、指定医が作成する臨床調査個人票など、所定の書類が必要になります。
申請に必要な書類の作成可否については、当院の対応範囲を確認のうえご案内します。
平井で潰瘍性大腸炎を相談するなら仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックへ
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、血便、下痢、腹痛など、潰瘍性大腸炎が疑われる症状をご相談いただけます。
症状や経過を確認し、必要に応じて血液検査や大腸カメラなどを検討します。
専門的な治療や高度な難病管理が必要と判断した場合には、適切な医療機関へご紹介します。
JR総武線「平井駅」北口から徒歩4分です。平日は夜19時まで、土曜日・日曜日は12時30分まで(午前のみ)受付しています。
当院では時間帯予約制を採用しています。Web予約やネット問診をご利用いただけます。
よくある質問
Q. 潰瘍性大腸炎は何科を受診すればよいですか?
A. 一般内科や消化器内科でご相談いただけます。血便や下痢が続く場合は、感染性腸炎や痔なども含めて評価します。
Q. 血便が少量でも受診したほうがよいですか?
A. はい。少量でも血便が続く場合や繰り返す場合は、原因を確認するために受診をご検討ください。
Q. 潰瘍性大腸炎の診断には大腸カメラが必要ですか?
A. 大腸カメラは重要な検査です。ただし、症状の強さや全身状態によって、検査のタイミングや方法を調整することがあります。
Q. 潰瘍性大腸炎は完治しますか?
A. 現在は、薬物療法などによって炎症を抑え、症状が落ち着いた状態を長く維持することが治療の中心です。病状によっては手術が必要になる場合もあります。
Q. 症状がなくなったら薬をやめてもよいですか?
A. 自己判断での中止は再燃につながることがあります。継続や減量、休薬については医師と相談してください。
Q. 食事は低脂肪・低残渣にすればよいですか?
A. 一律ではありません。活動期か寛解期か、症状や栄養状態によって適した食事は異なります。
Q. 指定難病の医療費助成は受けられますか?
A. 重症度や医療費などの基準を満たす場合に対象となります。申請方法や必要書類は、診断内容や自治体の案内に従って確認してください。
Q. 長く患うと大腸がんになりやすいですか?
A. 罹患期間や炎症範囲などによってリスクが高くなることがあります。必要に応じて定期的な大腸カメラによるサーベイランスが勧められます。
Q. 予約なしでも受診できますか?
A. 一般診療は予約なしでも受診いただけますが、当院では時間帯予約制を採用しています。事前のWeb予約をおすすめしています。大腸カメラには事前準備が必要です。
Q. 土曜日・日曜日でも受診できますか?
A. はい。土曜日・日曜日も診療しています。平日は夜19時まで、土日は12時30分まで(午前のみ)受付しています。診療時間などが変更となる場合もありますので、受診前に最新の診療情報をご確認ください。
潰瘍性大腸炎で受診を迷っている方へ
血便や下痢が長引く場合、痔や感染性腸炎だけでなく、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患が隠れていることがあります。
症状を我慢せず、原因を確認するために一度ご相談ください。
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、必要な検査や専門医療機関へのご紹介をご案内しています。
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックのご案内
電話番号:03-3613-5548
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受付時間:平日19時まで/土曜日・日曜日12時30分まで(午前のみ)
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