日本では、BMI25以上を「肥満」と判定します。一方、肥満症は、肥満に関連する健康障害がある、または内臓脂肪の蓄積などから医学的に減量が必要と判断される状態です。
そのため、BMIが25以上だからといって、全員が肥満症と診断されるわけではありません。
肥満症では、体重だけでなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群などの有無も確認することが大切です。
JR総武線「平井駅」北口徒歩4分の仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、体重増加や健診異常、生活習慣病について内科でご相談いただけます。
BMIとは?計算方法と肥満の判定
BMIは、身長と体重から計算する体格の指標です。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
例えば、身長170cm(1.70m)、体重80kgの場合は、80÷1.70÷1.70で、BMIは約27.7となります。
日本では、成人のBMI25以上が肥満の目安です。
ただし、BMIだけでは筋肉量や体脂肪の分布、内臓脂肪の蓄積まではわかりません。腹囲や健診結果、持病などもあわせて確認します。
肥満症と関連する主な健康障害
肥満に関連して、次のような病気や状態がみられることがあります。
- 高血圧
- 2型糖尿病
- 脂質異常症
- 高尿酸血症・痛風
- 脂肪肝
- 睡眠時無呼吸症候群
- 変形性膝関節症などの運動器疾患
これらの病気がある場合は、体重だけでなく全身の健康状態を総合的に確認することが大切です。
健診で「肥満」「メタボ」と言われたら
健康診断でBMIや腹囲、血圧、血糖、脂質、肝機能などの異常を指摘された場合は、まず結果票の判定内容を確認しましょう。
「メタボリックシンドローム」と指摘された場合も、単に体重を減らすことだけが目的ではありません。
高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病や、脂肪肝などの有無を確認し、必要な対策を考えます。
結果票に再検査や医療機関受診の指示がある場合は、自覚症状がなくてもその指示に沿って受診をご検討ください。
健診結果票をお持ちの場合は、受診時にご持参ください。
肥満・体重増加の主な原因
肥満や体重増加には、食事や運動だけでなく、さまざまな要因が関係します。
食事量や食生活
摂取エネルギーが消費エネルギーを上回る状態が続くと、体重が増えやすくなります。食事の量だけでなく、間食や飲み物なども影響します。
運動不足
日常の活動量が少ないことも、体重増加に関係します。
睡眠や生活リズム
睡眠不足や不規則な生活、夜遅い食事などが体重管理に影響することがあります。
体質や年齢
遺伝的な体質や加齢に伴う筋肉量・活動量の変化なども関係します。
ほかの病気や薬の影響
内分泌疾患や一部の薬剤などが、体重増加に関係する場合もあります。
「食べ過ぎだけが原因」と決めつけず、必要に応じて背景を確認することが大切です。
肥満症が疑われる場合に行う検査
診察では、体重、身長、BMI、腹囲、血圧、健診結果、生活習慣、服用している薬などを確認します。
必要に応じて、血液検査や尿検査で次のような項目を確認することがあります。
- 血糖値・HbA1c
- LDLコレステロール・中性脂肪などの脂質
- AST・ALT・γ-GTPなどの肝機能
- クレアチニン・eGFRなどの腎機能
- 尿酸値
脂肪肝などが疑われる場合には、症状や診察内容に応じて追加の検査を検討します。
すべての方に同じ検査が必要というわけではなく、健診結果や持病などを踏まえて判断します。
肥満症の治療は何をする?
肥満症の治療では、無理な絶食や極端なダイエットではなく、継続しやすい生活習慣の改善を基本とします。
食事の見直し
普段の食事内容や量を振り返り、過度な制限ではなく、継続できる改善方法を考えます。
食事を抜いたり、特定の食品だけを食べたりする方法ではなく、栄養バランスにも配慮することが大切です。
運動・身体活動
ウォーキングなどの有酸素運動や、日常生活の活動量を増やすことが選択肢になります。
膝や腰の痛み、心臓病などがある場合は、体調に合わせて無理のない範囲で行います。
生活習慣・行動の見直し
体重や食事内容、睡眠、間食などを記録することで、生活パターンを振り返りやすくなることがあります。
短期間だけ頑張るのではなく、長く続けられる方法を考えることが大切です。
肥満症ではどのくらいの減量を目指す?
肥満症では、現在の体重から数%程度の減量でも、血圧、血糖、脂質、肝機能などの改善につながることがあります。
ただし、適切な減量目標は、BMIや内臓脂肪の蓄積、持病、年齢などによって異なります。
短期間で大きく体重を減らそうとするのではなく、医師と相談しながら、無理なく継続できる目標を設定することが大切です。
肥満症の薬物療法について
肥満症に対する薬物療法が選択肢となる場合もありますが、薬の種類ごとに適応条件があり、すべての方が対象になるわけではありません。
また、肥満症治療薬は、体重が気になるという理由だけで使用できるものではなく、医学的な適応や治療体制などを確認する必要があります。
当院での抗肥満薬の処方可否や対応範囲については、診察時にご確認ください。
より専門的な肥満症治療や薬物療法が必要と判断した場合には、適切な医療機関へご紹介します。
肥満症で受診を検討したい目安
次のような場合は、内科への相談をご検討ください。
- 健診でBMIや腹囲の異常を指摘された
- 体重が年々増えている
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症を指摘されている
- 脂肪肝を指摘されている
- いびきや日中の強い眠気がある
- 膝や腰への負担が気になる
- 自分に合った減量方法がわからない
健診で再検査や治療を勧められている場合は、症状がなくても結果票の指示に沿って受診しましょう。
このような症状がある場合は救急受診を検討してください
肥満そのものは通常、救急受診が必要な状態ではありません。
ただし、次のような症状がある場合は、心臓や脳などの緊急性の高い病気が関係する可能性があります。
- 突然の強い胸痛や圧迫感
- 強い息苦しさや呼吸困難
- 意識がもうろうとしている
- 突然、片側の手足に力が入らなくなった
- ろれつが回らない、言葉が出にくい
このような症状がある場合は、通常の外来受診を待たず、119番通報などの救急対応を検討してください。
平井で肥満症・メタボを相談するなら仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックへ
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、健診でBMIや腹囲を指摘された方、体重増加が気になる方、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病をお持ちの方の診療を行っています。
体重だけでなく、血圧、血糖、脂質、肝機能などを確認しながら、無理なく続けられる生活習慣の見直しを一緒に考えます。
より専門的な内分泌評価や肥満症治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関へご紹介します。
JR総武線「平井駅」北口から徒歩4分です。平日は夜19時まで、土曜日・日曜日は12時30分まで(午前のみ)受付しています。
当院では時間帯予約制を採用しています。Web予約とネット問診を事前にご利用いただくと、来院後の流れがスムーズになりやすくなります。
よくある質問
Q. BMIが25以上なら肥満症ですか?
A. BMI25以上は日本での「肥満」の目安ですが、それだけで肥満症と決まるわけではありません。肥満に関連する健康障害や内臓脂肪の蓄積などを含めて評価します。
Q. 健診で「メタボ」と言われました。何科を受診すればよいですか?
A. まずは内科でご相談いただけます。血圧、血糖、脂質、肝機能などを確認し、必要な対応を検討します。
Q. 自覚症状がなくても受診したほうがよいですか?
A. 肥満に関連する生活習慣病は、自覚症状が少ないことがあります。健診で複数の異常を指摘されている場合や、再検査を勧められている場合はご相談ください。
Q. どのくらい体重を減らせばよいですか?
A. 一律の目標ではなく、体格や持病によって異なります。数%程度の減量でも検査値の改善につながる場合があるため、無理のない目標を設定します。
Q. 肥満症の薬はありますか?
A. 薬物療法が選択肢となる場合はありますが、適応条件があります。当院での処方可否も含め、診察時にご相談ください。専門的な治療が必要な場合は、適切な医療機関への紹介を検討します。
Q. 予約なしでも受診できますか?
A. はい。一般診療は予約なしでも受診いただけます。当院では時間帯予約制を採用しており、事前のWeb予約をおすすめしています。
Q. 土曜日・日曜日でも受診できますか?
A. はい。土曜日・日曜日も診療しています。平日は夜19時まで、土日は12時30分まで(午前のみ)受付しています。診療時間などが変更となる場合もありますので、受診前に最新の診療情報をご確認ください。
肥満症で受診を迷っている方へ
肥満症の治療は、単に体重を減らすことだけが目的ではありません。
高血圧、糖尿病、脂質異常症、脂肪肝など、関連する健康障害を確認しながら、将来の健康リスクを減らしていくことが大切です。
「健診でBMIや腹囲を指摘された」「何から始めればよいかわからない」という段階でも、ご相談ください。
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、肥満症をはじめとする生活習慣病を総合的に診療しています。
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックのご案内
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