風邪などの感染症に続いて起こる急性気管支炎が多く、発熱などが落ち着いたあとも咳がしばらく残ることがあります。
ただし、長引く咳の原因は気管支炎だけではありません。肺炎、咳喘息、百日咳など、別の病気が隠れている場合もあります。
JR総武線「平井駅」北口徒歩4分の仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、咳や痰、胸の不快感などの症状について内科でご相談いただけます。
気管支炎とは?急性気管支炎と慢性的な咳の違い
気管支炎は、気管支に炎症が起こることで咳や痰などの症状が現れる状態です。
急性気管支炎
急性気管支炎は、風邪などの呼吸器感染症に続いて起こることが多く、主な原因はウイルス感染です。
発熱やのどの痛みなどが改善したあとも、咳が数週間続く場合があります。
慢性的に咳や痰が続く場合
喫煙歴がある方や慢性的な呼吸器疾患がある方では、COPD(慢性閉塞性肺疾患)などが関係している場合があります。
また、咳喘息や喘息、感染後咳嗽などでも咳が長引くことがあります。
「咳が長引く=気管支炎」とは限りません。症状の経過やほかの病気の可能性も含めて確認することが大切です。
気管支炎の主な症状
気管支炎では、次のような症状がみられることがあります。
- 咳が続く
- 痰が出る
- のどに違和感がある
- 胸に不快感がある
- 咳き込んだときに胸や背中が痛む
- ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある
- 微熱やだるさがある
痰は透明や白色のほか、黄色や緑色になることもあります。
ただし、痰の色だけで細菌感染かどうかを判断することはできません。
症状の強さや発熱の有無、呼吸状態などをあわせて評価する必要があります。
気管支炎の主な原因
急性気管支炎の多くはウイルス感染が原因です。
インフルエンザウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなど、さまざまなウイルスが関係することがあります。
一方で、百日咳やマイコプラズマ感染症など、別の感染症によって咳が長引く場合もあります。
また、咳が続く原因として、次のような病気も考えられます。
- 咳喘息
- 気管支喘息
- 感染後咳嗽
- 肺炎
- 後鼻漏を伴う鼻・副鼻腔の病気
- 胃食道逆流症
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)
咳が続いているからといって原因を一つに決めつけず、症状や経過を確認することが大切です。
気管支炎で受診を検討したい目安
次のような場合は、日数だけで判断せず、内科への相談をご検討ください。
- 咳が強く、夜に眠れない
- 咳や痰が悪化している
- 発熱が続いている
- 息苦しさやゼーゼーする呼吸がある
- 胸の痛みがある
- 水分や食事が取りにくい
- 高齢者や基礎疾患のある方
- 咳が長引いている
- 一度よくなったあとに再び悪化した
風邪のあとに咳だけが残ることはありますが、症状が強い場合や改善しない場合はご相談ください。
特に高齢の方や、心臓病、呼吸器疾患、糖尿病などの持病がある方は、肺炎などの合併症にも注意が必要です。
このような症状がある場合は早急な受診・救急対応を検討してください
次のような症状がある場合は、肺炎など気管支炎以外の病気や、緊急性の高い状態が関係している可能性があります。
- 強い息苦しさがある
- 胸に強い痛みがある
- 意識がもうろうとしている
- 唇や顔色が明らかに悪い
- 水分がほとんど取れない
- 血の混じった痰が大量に出る
- 高熱とともに全身状態が著しく悪化している
特に強い呼吸困難、意識障害、強い胸痛、大量の喀血などがある場合は、通常の外来受診を待たず、119番通報などの救急対応を検討してください。
少量でも血痰が繰り返し出る場合は、原因を確認するため医療機関への相談が必要です。
気管支炎の検査
診察では、咳や痰の経過、発熱の有無、呼吸状態、持病、喫煙歴などを確認します。
必要に応じて、次のような評価を行います。
- 症状や経過の確認
- 胸部の聴診
- 酸素飽和度(SpO2)の確認
- 感染症が疑われる場合の検査
インフルエンザや新型コロナウイルス感染症が疑われる場合には、症状や流行状況などを踏まえて検査を検討します。
また、肺炎などが疑われ、胸部画像検査が必要と判断した場合には、検査の実施や適切な医療機関への紹介を検討します。
すべての方に同じ検査が必要なわけではなく、診察結果に応じて判断します。
気管支炎の治療
急性気管支炎では、休養と水分補給を基本に、症状に応じた治療を行います。
休養と水分補給
体調に合わせて十分に休み、脱水を防ぐために水分を取ることが大切です。
咳や痰に対する薬
痰が多い場合には去痰薬、咳が強い場合には鎮咳薬などを使用することがあります。
ただし、薬の効果には個人差があり、すべての方に必要とは限りません。
喘鳴がある場合の治療
ゼーゼーする呼吸や気道の狭窄が疑われる場合には、喘息などの可能性も考え、必要に応じて治療を検討します。
気管支拡張薬は、急性気管支炎のすべての方に使用する薬ではありません。
薬の種類は、症状や持病、服用中の薬などを確認して判断します。
気管支炎に抗菌薬(抗生物質)は必要ですか?
急性気管支炎の多くはウイルス感染が原因のため、通常は抗菌薬を必要としません。
抗菌薬は細菌に対して作用する薬であり、ウイルスには効果がないためです。
不必要な抗菌薬の使用は、副作用や薬剤耐性菌の問題につながることがあります。
一方で、百日咳など抗菌薬による治療が必要な感染症が疑われる場合には、病状に応じて使用を検討します。
「黄色い痰が出るから抗菌薬が必要」とは限りません。診察所見や全身状態などを踏まえて判断します。
風邪のあとに咳が長引くのはなぜ?
風邪などの感染症が治まったあとも、気道が刺激に敏感な状態となり、咳が数週間続くことがあります。
これを感染後咳嗽と呼ぶことがあります。
ただし、長引く咳の原因は感染後咳嗽だけではありません。
一般に、成人の咳は続いている期間によって次のように分類されます。
| 咳の期間 | 分類 |
|---|---|
| 3週間未満 | 急性咳嗽 |
| 3週間以上8週間未満 | 遷延性咳嗽 |
| 8週間以上 | 慢性咳嗽 |
これは咳の期間を整理するための分類であり、期間だけで原因が決まるわけではありません。
咳が長引く場合には、咳喘息、喘息、百日咳、胃食道逆流症、鼻・副鼻腔の病気なども考慮します。
咳が強い場合や、息苦しさ、発熱、胸痛などを伴う場合は、3週間を待たずに受診してください。
自宅でできる気管支炎のセルフケア
症状が比較的軽い場合は、次のような点を心がけましょう。
- 十分な休養を取る
- こまめに水分を補給する
- 喫煙や受動喫煙を避ける
- 室内が乾燥しすぎないようにする
- 咳エチケットや手洗いを心がける
乾燥によって咳が悪化する方では、適度な加湿が役立つ場合があります。
ただし、加湿しすぎるとカビやダニが増える原因になるため、加湿器の清掃や室内の換気にも注意しましょう。
症状が悪化する場合や息苦しさがある場合は、自宅で様子を見続けず医療機関へご相談ください。
平井で気管支炎・長引く咳を相談するなら仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックへ
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、長引く咳、痰、胸の不快感、ゼーゼーする呼吸などの症状をご相談いただけます。
気管支炎だけでなく、肺炎、咳喘息、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などの可能性も含めて診察します。
より詳しい検査や専門的な治療が必要と判断した場合には、適切な医療機関へご紹介します。
JR総武線「平井駅」北口から徒歩4分です。平日は夜19時まで、土曜日・日曜日は12時30分まで(午前のみ)受付しています。
当院では時間帯予約制を採用しています。Web予約やネット問診を事前にご利用いただくと、来院後の流れがスムーズになりやすくなります。
発熱や咳などの症状がある方は、受診前に当院の最新のご案内をご確認ください。
よくある質問
Q. 風邪のあとに咳だけが2週間以上続いています。気管支炎でしょうか?
A. 気管支炎のほか、咳喘息や感染後咳嗽などの可能性もあります。咳の期間だけで判断せず、症状や経過を確認します。咳が強い場合や悪化している場合は、早めにご相談ください。
Q. 黄色や緑色の痰が出たら細菌感染ですか?
A. 痰の色だけで細菌感染と判断することはできません。発熱、呼吸状態、全身状態などをあわせて評価します。
Q. 気管支炎なら抗生物質を飲んだほうが早く治りますか?
A. 急性気管支炎の多くはウイルス性のため、通常は抗菌薬を必要としません。抗菌薬が必要な細菌感染症などが疑われる場合に使用を検討します。
Q. 気管支炎の咳はどのくらい続きますか?
A. 急性気管支炎では、ほかの症状が落ち着いても咳が2〜3週間程度続くことがあります。ただし、咳が強い、悪化している、息苦しさがある場合などは早めの受診が必要です。
Q. 自宅では何をすればよいですか?
A. 休養と水分補給を基本にしてください。乾燥で咳が悪化する場合は適度な加湿も選択肢です。息苦しさや胸痛がある場合は自宅で様子を見続けず受診してください。
Q. 予約なしでも受診できますか?
A. 一般診療は予約なしでも受診いただけますが、当院では時間帯予約制を採用しています。発熱や咳などの症状がある場合は、受診方法について事前に最新のご案内をご確認ください。
Q. 中学生以下の子どもも受診できますか?
A. 中学生以下の方は、担当医師や症状によって対応できない場合があります。ご来院前にお電話でお問い合わせください。
Q. 土曜日・日曜日でも受診できますか?
A. はい。土曜日・日曜日も診療しています。平日は夜19時まで、土日は12時30分まで(午前のみ)受付しています。診療時間などが変更となる場合もありますので、受診前に最新の診療情報をご確認ください。
気管支炎・長引く咳で受診を迷っている方へ
咳や痰は風邪のあとにしばらく続くことがありますが、肺炎や咳喘息など別の病気が隠れていることもあります。
「咳が強くて眠れない」「息苦しい」「長引いていて心配」という場合は、一度ご相談ください。
仁愛堂消化器内科・内視鏡クリニックでは、気管支炎をはじめとする呼吸器症状を総合的に診療しています。
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